シビックハッチバックの吸気温度が気になり、遮熱板を作ってみましま。
吸気温度の低下を目指します。
※参考にされる方は自己責任でお願いします。
対策 経緯
2年くらい前に吸気について書いたこともありました。
その時の記事です。
その時は何もしませんでしたが、吸気温はやっぱり高いなと思っていました。今年の夏も暑く、外気温が30度以上ある時は、吸気温は普通に60度以上になっていました。(コムテックのレーダー探知機/ODBⅡからの数値)
やっぱり何か対策しようと思い、お手軽に安価にできることでまずは、
FK7「吸気温度について(その1/導風)」 - すぬっぺの気まぐれ日記
これ↑をやってみました。(前回の記事)
更にエアインテークの下側(ラジエーター側)からの熱い空気を吸っているのが原因ではないかと言う記事をみて遮熱板も作ってみました。
※ちなみにスポーツ走行は致しません。
遮熱板 製作 取付
作業内容です。
①使用材料
遮熱板を作るにあたりなるべく安価にと、100円ショップ(ダイソー)でシリコントレーを買いました。
これなら加工もしやすく、耐熱温度もそれなりに高いので大丈夫かなと。(耐冷/耐熱温度:-30〜230℃)
少し前に何かに使えるだろうと買ってたアルミガラスクロステープ。
こちら「使用温度範囲:-20~130℃」の記載でした。
値段は1,000円位しましたが、m数がそれなりに多い割には安い方なのかな!?
家にあったステンレスのステーです。
どれが使えそうか試して、黄色の矢印の普通のL字のステーを使うことにしました。(見ずらい写真でスイマセン)
②カバー 外し
まずはボンネットを開けて、グリルから空気が流れてくる穴が空いているカバーを外します。
クリップを10個位取ると簡単に外れます。
番外 試行錯誤
実はこの後が試行錯誤の連続でした。
取り付ける形はなんとなく決めてはいたのですが、どのように取り付けるかで試してはボツを繰り返しました・・・。
購入したシリコントレーを切って使うので、使用するのは半分位でしたが、もう半分は失敗で使えなくなり。
固定用に穴をあけると裂けやすいということが作業中に分かり。
ならばと、アルミガラスクロステープを補強に使おうとしたら、粘着が全然つかなかったり…。
ではアルミガラステープをグルグル巻にして、無理やりくっつけて強度をもたせたら、重量が重くなりすぎたり…。
で、最終的な仕様が③へ続きます!
③形状カット
シリコントレーをカットします。
最初はもっと複雑な形状にカットしてましたが、シンプルな形に落ち着きました。
④アルミガラスクロステープ 貼り
補強のためにアルミガラスクロステープを貼りました。(断熱にも効果ありますかね!?)
シリコントレーに粘着がつかないので、クルッと一回り貼っています。(テープを貼りすぎると結構重くなるので、必要最小限にしました)
⑤ステー取り付け
取り付け用のL字ステーを取り付けました。
両面テープ+インシュロックです。
更にアルミガラステープで補強です。
⑥遮熱板 完成
左右の部分にもアルミガラスクロステープを貼ったら遮熱板が完成です。
写真では分かりづらいですが、左上の方にも取付用の穴を2箇所あけてます。
⑦遮熱板 取付
2箇所で固定しました。
緑の丸:L字ステーを両面テープ+インシュロックで固定してます。(インシュロックはボディー側に空いている穴を利用しています)
黄色丸:インシュロックで固定してます。(他の線が固定されている部分を利用して一緒に固定しました。)
⑧完成
取付したら完成です。
真上からの写真と、少し斜めから。
最後にカバーを取り付ければ完了です。
※写真はトップの画像の少しアップしたものです。
固定用のL字ステーはカバーの裏側なので目立ちません。
取付前後の比較写真です。(撮影の角度が違いますが…)
左側:取付前。右側:取付後。
取付後のまとめ
作業時間
2時間30分位かかってしまいました。
試行錯誤しながらの作業だったので、失敗している時間の方が多かったです。作業内容が全てスムーズに進めば30分程度あれば終わってたとは思いますが…。
ポイント(こだわり)
まず今回の作業するにあたりなるべく安価で加工しやすい材料を何にするかで思いついたのが調理用のシリコンでした。シリコンなら柔らかくて加工しやすそうで、100円ショップでも売ってるし、耐熱温度も高そうだからです。これだけを探しに行ったわけではないですが、別の用事で100円ショップに行ったときは探してみるを繰り返して購入しました。(思った以上に理想の形が売ってなくて苦戦しました。
アルミガラスクロステープは半分は今回用に買いましたが、在庫で持っておこうと思って少し前に買ってました。本当はシリコンだけで、アルミガラスクロステープは巻かないつもりでしたが、シリコンに固定用に穴を開けたら思った以上に裂けやすかったので補強のために巻くことにしました。
シリコン以外にも耐熱容器等もありましたが、シリコンなら柔らかいので振動などによる異音も出づららそうだし、エアクリボックスを外したりする時もとかも破損の心配が少そうだからシリコンにしたのもあります。
このように押せば簡単に潰すこともできます!
作成した遮熱板の取付方法も迷いました。最初は穴の空いているカバーの裏にベッタリと固定しようと思って「番外 試行錯誤」のような形にしてみましたが、取り付けてあるカバーをエアインテーク側から見ると
下側にも隙間が空いているのを見つけました。実際ここからどのくらいの空気が流れてくるかは分かりませんが、フレッシュエアーをとり入れようとしてるのに塞いじゃうのは良くないと思い、L字ステーを使い極力穴をふさがないようにしました。
遮熱板の効果
遮熱板の効果ですが、走行後は吸気温度が下がり始めるのが早くなったような感じがします。
(ノーマル状態の時は、あまり気にしてなかったのでハッキリとした違いは言えませんが、また外気温、日差しによっても違うとは思いますが、)街乗りの場合、エンジン始動後30分位経つと温度が高い状態で落ち着いてきます。
外気温33度位(車のメーターの内温度計)で、ストップ&ゴーが多かったり、駐車場で少し停車した後だと60度位です。少し走ると2〜3度位下がり57度位になります。信号にあまりかからず流れて走っていると54度位になりました。
高速道路を走ってると48度位まで下り、外気温+15度位になりました。
また外気温がもう少し低めで25度位で日差しが出ていないときは(信号の少ない一般道で流れて走行時で)、40度以下になってました。
※コムテックのレーダー探知機/ODBⅡからの数値です。
またエアコンをつけていないときで、止まっているときは吸気温度の上昇が遅い感じがしました。
結果として、外部のフレッシュエアーが入り込む時(走行している時)は、外気温+12〜15度位までは下がりました。
ストップ&ゴーが多いと、外気温+25度位ですかね…。
運転しての違いは…、相変わらず何も感じませんでした。
街乗りで吸気温度は、そんな気にしないでもいいのかもしれませんが、走行時は下がりやすくなった感じなので、自己満足しています。
後は定期的に不具合ないか確認しようとは思っています。(洗車して拭き上げるとき、ボンネットを開けるので、その時に軽く見る程度だとは思いますが!)
後はグリルを替えたり、エアダクトのような物を付けたりでしょうけど、お金がかかるし面倒だし、今のところは未定です。